プログラミング教室の経営安定化について考えてみた
プログラミング教室の経営安定化について考えてみた
今日はプログラミング教室の経営の安定について考えてみたいと思います。
「安定経営」という言葉に明確な定義はありませんが、
- 生徒の募集が順調である
- 生徒の退会率が少なく推移している
- カリキュラムがきっちりと回せている
- スタッフがきっちりと定着している
- 収支が常に黒字の状態である
教室経営が以上のような状態であれば「安定経営」と呼べるのではないでしょうか。
では、この中の何を最優先すべきか。そこに明確な答えは存在しません。
その時々の状況により常にプライオリティは変動していくことでしょう。
しかし一つ明確に意識しなければならないのは、財政基盤の安定がなければ教室経営を長期にわたり維持することができないという事実です。
財政基盤安定の鉄則とは?
どのような事業においても、財政基盤安定のために一番大切なことは、何度もサービスを利用してくれるコアなファンを獲得することです。
飲食店に例えてみます。
一度ご来店されたお客さまに、まずはそのお店の料理を美味しいと感じていただくこと。そしてお店をとても好きになっていただくことがスタートです。
一度ファンになっていただだければ、次回、さらにその次と来店を繰り返してくれることに期待ができます。
さらにそのお客さまが新たに友人や同僚、家族を連れてご来店されることもあるでしょう。こうやって雪だるま式に常連さまが増えることで、繁盛店へと成長していきます。
常連さまが増えることの最大のメリットは、集客経費の比率を下げられることです。
飲食店の多くは、フリーペーパーなどでのお店の紹介、予約サイトへの掲載など様々な集客経費を使っていますが、自然に集客ができるようになれば、そのコストが低減できます。
集客経費を引き下げることができれば、その余裕をお客様の満足を向上するために充てることができます。
飲食代を安くしたり、仕入れ経費を増やしたり、従業員の給与を増やしたり。多くの還元ができることになります。
そしてお客様満足の向上は、さらなる集客増へと繋がりよいループが生まれます。
教育事業における財政基盤安定とは?
財政基盤を安定化するルールは、教育事業でも同じです。
教育事業では「常連さま」などという言葉こそ使いませんが、一度講座を受講してくれた「生徒さん」をスクールのファンに育成し、そしてサービス利用をリピートし続けていただくことが大切です。
ファンになっていただくために心がけることは、
- お問い合わせ対応など、入学前のコンタクトに対し丁寧に接すること
- 体験説明会等で、先生方の教育への姿勢をきっちりと伝えること
このようなことです。
サービス利用をリピートをしていただくとは、退会率を下げる=進級率を増やすという意味です。
そのために心がけることは、
- 生徒一人一人の学習状況を性格に把握し、個性に寄り添った授業を行うこと
- 励ますこと、誉めることなど、生徒に毎日的確な声掛けをすること
- 保護者に生徒の学習状況をきっちりとお伝えすること
- 教室や設備を清潔にし、学習に集中できる環境を整えること
このような当たり前のことをきっちりとやることです。。
当センターがお手伝いできること
退会率を下げる=進級率を増やすために、当センターでさらにお手伝いをさせていただけることがあります。
他社さまのプログラミング教室の多くは、「Scratch」「ロボット制作」といった初歩的かつ社会でのキャリアに直結しない分野の授業のみを導入しています。
こういった初歩的分野のみの開講では、優秀な生徒は1年ないし2年程度で学習目標に到達してしまうことも見受けられます。
当センターでは、「Scratch」に加え、「HTML」「JavaScript」「Python」など中上級コース開業までのご支援をさせていただいております。
生徒たちに飽きが来ず、常に高い目標に向かった学習を続けていただくことを目指しています。
そして中上級コースで展開できる講座は、すべて実社会で用いられているプログラミング言語の習得を目指す内容です。
生徒たちのキャリアアップに直結し、保護者様にもご満足をいただける内容になっております。