「地域密着型マーケティング」こそ募集成功のカギ?
「地域密着型マーケティング」こそ募集成功のカギ?
プログラミング教室の運営事業は、公教育での学習必修化という時流に乗っているということもあり、比較的生徒募集のハードルは低いといえる分野です。
しかし2020年以降、全国における開業数がついに10,000教室を突破し、これから先生方の事業エリア内での競合は激しさを増していくことも想像できます。
そのような時期に備え、教室における集客方法についてはしっかりとした方向性を確立しておかれたほうが良いと考えております。
講座商品の質的向上
どのような事業においても、集客において一番大事なことは「商品の質」「サービスの質」の向上であることは間違いありません。
ではプログラミング教室における「質」とは一体何を指すでしょうか?
1)カリキュラムの質
子どもたちが、自分の成長を実感できるカリキュラムなのか?
そして何よりも子どもたちが、意欲的に取り組めるカリキュラムなのか?
2)先生の質
子どもたちの成長を本心から喜べる人であるのか?
自らが最新の技能や知識を学ぶ意欲を持っている人なのか?
そして、身だしなみなど外見にも十分に気を配れる人なのか?
3)教室の質
子どもたちにとって居心地の良い空間であるのか?
子どもたちの安全に十分に配慮された教室であるのか?
これらの「質」の充実は、教育事業者として常に意識をしておくべきことです。
保護者の皆さまは教室選びの過程において、スクールの信頼度を丁寧に調べられます。
子どもに丁寧に接してもらえるのか、子どもが成長できる教室なのか、地域における評判が高い教室に優先してお問い合わせをされます。そのことをしっかり意識して教室を運営しましょう。
地域密着型マーケティング
では「質」を整えるだけで、生徒募集戦略は十分なのでしょうか?
答えはノーです。
いくら「質」の高い教育サービスを準備していたとしても、その商品の存在そのものを地域の皆さまに知っていただくことができなければ、募集戦略はうまくいきません。
プログラミング教室を地域の皆さまに知っていただく。そのために大切なことを記しておきたいと思います。
<募集エリアの意識>
プログラミング教室の生徒募集では、ある程度地域を絞り込むことの意識が大切です。
小学生を募集する場合、そして夜間の授業を行う場合は、保護者様が送迎できる距離を募集エリアに想定されることをおすすめします。
・徒歩20分以内 ・自転車で20分以内 ・車で10分以内(地方の場合は20分以内)
この時間内で移動できるエリアが一つの目安です。
<潜在層(まだ学習を意識していない層)へのアプローチ>
日常の何気ない場面で、ふと教室の存在を知っていただくことを意識しましょう。
「プログラミング教室に通わせたい!」と保護者様が思い始めた時に、「そう言えばあそこに教室があったよね」と思い浮かべていただくための工夫が必要です。
☆有用なツール
- 教室前ののぼり
- 教室前の看板
- ポスティングでのチラシ配布
- 近隣店舗へのチラシ設置
- 町内会等の地域掲示板
- 地域ポータルサイトへの掲載
- 無料体験教室などプログラミングを知っていただくイベント
- クリスマス/ハロウィンなど会員以外の地域の子どもたちが参加できるイベント
<顕在層(いま教室を探している層)へのアプローチ>
いま教室をお探し中の方に教室情報を知っていただけるよう、万全の施策をしておきましょう。
☆有用なツール
- 教室HPのSEO施策(自然検索での上位表示を目指す)
- 教室HPのWEB広告出稿(リスティング広告など)
- 地図サイトへの登録(Googleマイビジネスなど)
- 教室検索サイトへの登録(コエテコ、エキテンなど)
- 問い合わせ客への継続的な追客(電話フォロー、DM送付など)
まとめ
生徒募集を成功させるために大切なこと。
①講座商品の質的向上を常に意識すること
②潜在層向け・顕在層向けに分けた広報施策を常に行っておくこと
大規模・中規模事業者様の場合、①②のバランスはちょうど同じ程度で。
地域の小規模事業者様の場合は、①を特に重視し、②は手間をかけずに行える施策を優先する。
それが鉄則だと考えております。
ぜひ参考にしてみてください。
当センターでは、広報施策についてのコンサルティングも実施させていただきます。
新規に開講される教室様、既に開業をなされている教室様、どちらでも構いません。いつでもご相談下さいませ。